よく聞かれるんですよ、これ何なの?って。
日進教室の廊下に楽譜が飾ってあります。
何の曲だかわかりますか?
とても有名なショパンの曲です。
ショパンに限ったことではありませんが、楽譜には色々な版というのがありましてね。とくにこの曲に関しては楽譜によってこんなに音が違うの⁉︎と驚かれる方も多いのではないでしょうか。
作曲されてから後、幾度となく出版を繰り返すうちに、様々な事情でショパンが実際に書いた音とは違う音で楽譜が広まってしまった。よくある話ではありますが、曲がここまで有名になっちゃうとね、どうなんでしょう、作曲者ご本人からしたら、たまったものじゃないのかな。
僕はそこまで原典にこだわる人間ではありませんので、美しければ別に違ったって良いじゃない?なんて思ってしまうのですが(いや怒られそうだな)、じゃあ実際のところ本来の音は何だったのよ?という興味は湧いてきます。
自筆譜を眺めていますと、確かにわかる、色々わかる。音がどうこう以上にその筆跡からは作曲者の熱いメッセージが伝わってきます。皆さんもどうぞ見ていってくださいね。
あ、そうだ、曲は練習曲集 作品10-3、俗に言う「別れの曲」です。
それではまた。