というのはオスカー・ピーターソンなのだけど。
アルバムではとにかく弾きまくるから、そこまで弾くかね、とあまりの上手さにちょっと飽きちゃうこともあれど、こうして映像を見ると、ああやっぱりこの人はピアノを弾くために生まれてきたのだなと思わざるを得ません。
鍵盤にひょいと手をかざしただけで、次から次へと音楽が溢れ出してくる。方向性はまったく、いやジャンルもだけど、違うとはいえ、美しい手のフォームと和音の満たされた響きはグレン・グールドみたいだ、なんて言ったら怒られるかな。
2人ともピアノが身体の一部みたいだ。